2004年春、オリジナルブレンドティー

昨年の今頃は満開の桜が見られたのに、今年は遅かったですね・・・それも自然の原理、
紅茶も同じように、自然環境に左右されて味が違ってきます。それを常に同じ味で提供しようと生まれたのがブレンドの技術。そこには人々の努力と苦労を感じましたね。

今回のブレンドは、6種類の紅茶を使って「最終的に自分好みの紅茶を作る!」事が目的です。さあ、どんな紅茶が出来上がるでしょうか???


まず今日のお客様を迎えたのは、アジアンヒーリングの音楽。先日ベトナムへ行って来た私、今回の全体的なコーディネートテーマは、「エレガント・アジアン」でした。感じて頂けましたか?アジアンでもベトナムは思っていたよりも洗練されていました。そんな雰囲気を作り出したくて・・・
Welcome Drinkもシノワズリー、「東洋的な」という意味のブレンドティーです。このブレンドティー、何の紅茶がブレンドされているか、早速レッスンが始まりました。


オリジナルブレンドティーを作る為には、紅茶の特徴を知らなければいけません。まずは6種類の産地別紅茶のテイスティング。以前「紅茶のテイスティング」のレッスンを受けた方には、復習を兼ねて、きき紅茶をして頂き、後から答え合わせをしました。全問正解だった方もいましたねー。

そして、ブレンドティーを作る作業に入ります。香りがいい紅茶、渋みのない紅茶、こくのある紅茶・・・ダージリンをこのくらい、アールグレイをこのくらい、なんて悩みながら、みなさんそれぞれの目的の味を作り出そうと、想像力を働かせながらブレンドティーを作りました。


出来上がった紅茶を試飲しながらのTea Timeは2階で。
本当だったら、目の前に素晴らしい桜を楽しむことが出来たのですが、今年は、ぷくっと膨らんだつぼみと、少しだけ咲いた花。この少しが何だか可愛らしかったですね。

エレガントアジアンを意識してのテーブルは、シルクのクロスにベトナム陶器のバッチャン焼き、斎花さんに作ってもらったアレンジも、大人っぽくて素敵でした。花材は同じでもテーブルによってアレンジの形を変えるアイデアも、斎花さんが考えてくれたんですよー。

テーブルレッスンではないのに、みなさん写真をたくさん撮っていましたね、嬉しかったです!


いよいよオリジナルブレンドティーの試飲、紅茶をこんなに味わったことないというくらい、何が入っているか考えながら紅茶を飲んでいましたね。参加者の数だけ出来上がったブレンドティー、産地別に飲んだら6種類の紅茶なのに、ブレンドしたら何十種類も楽しめる。これもブレンドの魅力の一つ。

そして、出来上がったブレンドティーに名前を着けて、ラベルを作って頂きました。ちょうど今の季節、春をテーマにした名前を考えた方、紅茶の味で名前を考えた方、本当に楽しい一時でした。

今日のデザートは、「ホワイトチョコとフランボワーズ」、ホワイトチョコのムースの中にチョコレートクリームとフランボワーズのソースがとろり。紅茶にとてもよく合うケーキ、葉っぱの形のお皿もオシャレでしたね。桜が咲かなかった分、お皿の上は、とても華やかに盛りつけしたんですよ。


内容も濃く、実習も多く、あっという間の2時間でした。どうもありがとうございました。
これからのみなさんのTea Lifeが、より充実してくれたらいいなーと思います。
そして、これからも一緒に紅茶を楽しみましょうネ!