2007Darjeeling First Flush
5つの茶園を楽しむ

2007年のダージリンファーストフラッシュを味わうレッスンです。
今回は、5つの茶園のファーストフラッシュを用意しました。茶園毎の味の違いを確かめ、そして味わい、楽しむ。一度やってみたかった内容でしたので、私にとっても興味深く、面白かったです。




今回のお軸、風筆による「一杯の新茶に」。今日の紅茶は、一杯を大切に飲む特別な紅茶です。
凛としたアレンジは、久しぶりのレッスンを応援してくれているかのように見えました。

レッスン内容は、日常の紅茶と特別な紅茶について。日常があってこその特別ですし、特別を作ることによってまた日常の大切さが分かる。紅茶も全く同じことなんです。
今回は、世界遺産のDVDを見たり、ダージリンティー特有の風味についてじっくり学びました。



この言葉の通り、2007年ダージリンファーストフラッシュを5つの茶園でテイスティング。更に日常のダージリンも。視覚、嗅覚、味覚を研ぎ澄まして一つ一つの茶園を味わいます。難しかったのは表現力、味の違いは分かるけど、言葉に表せない・・・。でも、これは慣れることによって少しずつ出来るようになります。豊かな表現力は、人間的にも深みを持たせてくれますよ。

茶園オリジナルの旬の紅茶は、茶葉の形状も違えば、水色、香り、味の違いもしっかりと感じられましたね。
もう一つ違っていたことは、好みです。同じダージリン、同じファーストフラッシュなのに、茶園が違うだけでみなさんの好みも違っていました。



今回のテーブルのテーマは、蘭。
深川製磁の寿赤絵シリーズには、蘭の花が描かれているものがあります。
香蘭社は、蘭の花が有名です。
テーブルの花には、胡蝶蘭を大胆に使ったアレンジ。

どこか東洋的な風味のダージリンファーストフラッシュ、蘭の花の香りがするものや台湾の烏龍茶に似たもの、日本の緑茶に似たものなどなど・・・。ファーストフラッシュの魅力を十分に味わえるようにと選んだカップたちに偶然、蘭の花が描かれていたのでした。
そんなカップに合わせて斎花さんが作ってくれたのが胡蝶蘭のアレンジだったのです。



5種類のダージリンファーストフラッシュを美味しく淹れて、ティータイム。
ケーキは、空豆のムースです。薩摩芋のムースに空豆のムースを組み合わせた野菜スイーツ。繊細なファーストフラッシュには、優しい味と滑らかな食感がよく合います。

みなさんの気に入ったダージリンファーストフラッシュをお持ち帰り頂きました。
お懐紙で簡単に作れるぽち袋に入れて・・
これからも紅茶を楽しみましょうね。