Elegant*Summer
2003
Welcomeの気持ちを込めて。
お客様を迎えたのは、玄関のデッキにセットされたテーブル。
実はこのデッキ、この日いらっしゃるお客様の為に特別に作ったものなのです。
カジュアルで夏らしい、ブルーを基調にしたテーブルは誰もが足を止めて見ていました。
決して高価なモノは使っていないのに、こんなにステキにセッティング出来るのです。
簡単そうですが、コーディネート、セッティングのポイントを押さえていないと出来ないものです。
リビングルームで目に入ってきたのは、ウェルカムドリンク用?のグラス。
今日のウェルカムドリンクは、お客様自身に作ってもらう参加型。
セパレートさせて作るロイヤルアイスティーに、緊張もほっと和む一時でした。
エレガントのテーマに会わせて、部屋と部屋をオーガンジーで区切ります。
透けた感じが涼しげですね。これもいつもの我が家とは全く違った演出。王宮に来たみたい!とおっしゃってくれた方、ありがとうございました。
メインテーブルには、パレオの様に華やかなクロスを。
様々な色が入っている分、コーディネートにはとても難しいもの。

色の使い方を工夫して、エレガントなテーブルを作ります。
イメージはリゾート地で楽しむランチ。
エレガントやマナーは、恥をかかないためとか、人前で恥ずかしくないようにとか、そんなことの為に学ぶのではありません。

女性として、いいえ、人間として必要な常識のようなものではないでしょうか?そして、それらには心がなければいけません。
エレガントやマナーは、気持ちの問題だったのですね。
今日のデザートは「Peach Royal(ピーチロワイヤル)」、2種のピーチが入ったアーモンド風味のムース、2種類のソースで頂きます。
イタリアンメレンゲのデコレーションで、ふわふわした軽い食感ケーキに仕上げています。
スリランカから買ってきたばかりのヌワラエリアと一緒に頂きました。
今回学んだことがもう一つ。ヨーロッパのテーブル文化の流れです。いつの時代にナプキンが登場して、いつ頃フランス料理が確立されたのか。
知らない事ばかりで、感心したり笑ったりしながらメモを取りました。
そして、日本とヨーロッパのテーブル文化の大きな違い。なぜ日本ではテーブルコーディネートが根付かないのか・・・。
思わず納得してしまいました。